はじめに
2024年3月に広島大学の東広島キャンパスで開催された電子情報通信学会総合大会に参加しポスター発表をさせていただきましたので、その報告をさせていただきます。
研究概要
IoT では様々なプラットフォーム,デバイス所有者が相互にデータを共有,提案することで豊富なサービスを利用することを可能にしています。IoTではサービスの享受に伴い,頻繁にサービス利用者とデバイス所有者,サービスプラットフォーム間で支払いが発生します。アプリケーションの支払いシステムとして,少額電子決済であるmicropayment が注目されています。
Micropaymentは,IoTデバイスなどで少量の
データを扱う場合に利用されることが期待されています。しかし二重支払いを防ぐための仕組みやスケーラビリティ向上のための処理の分散化が必要です。また単一の事業者が全ての支払い処理を行うとプライバシ,スケーラビリティ,セキュリティの観点で問題が発生します。これらの問題を解決するため,IoTデータのmicropayment の決済方法として,分散台帳技術を採用した仮想通貨の使用が注目を集めています。本研究ではmicropaymentに分散台帳の1つであり取引手数料が無料で高スケーラビリティのIOTAを用いた決済方式の提案とIOTA内でコンテンツ名を検索する検索時間とチップ選択アルゴリズムごとの必要メモリ量のシミュレーション評価、比較を行いました。
今回発表に使用したポスターはこちらからご参照ください。
感想
今回が自身にとってのポスター発表だったので、声が震えるほどに緊張してしまいました。発表の際に頂いた質問も想定していないような質問が多く、応答に詰まる場面もありましたが、自身の研究や発表の反省点を学ぶ貴重な機会でした。
宮島に行きました。自然と鹿が多く、とても綺麗な場所でした。