はじめに
2023年8月22日~8月23日に福岡大学で開催された第24回ICN研究会ワークショップで「IPとNDN間のパケット転送のための名前解決とパケット転送法」というタイトルで発表してきたので報告させていただきます.
研究概要
現在,コンテンツの名称でパケットの転送を行うNDN(named data networking)が次世代のネットワークとして注目を集めています.しかし,インターネットのすべてのルータを一斉にNDNのものに置き換えてNDNでの通信を開始するというのは非現実的なため,NDNの普及過程においてNDNとIPが混在しているような環境が発生すると考えられます.よって,NDN/IP間でのパケット転送を実現するための手法が必要となります.
本研究では異種のAS(Autonomous System)の間に存在しているGWをパケット変換GWとすることによってパケットのヘッダを書き換え,IPのパケットをNDNのパケットに,NDNのパケットをIPのパケットに変換するというアプローチでIP/NDN間での通信の実現を目指しました.
詳細については,スライドやポスターをご参照ください.
tanaka_2408_ICN感想
初めての学会参加でとても緊張しました……
先進ネットワーク研究室以外でICNの研究を行っている方々から様々なコメントを頂けて有意義な学会参加になったと思います
せっかく福岡に行ったので博多ラーメンも食べてきました!