2024年9月電子情報通信学会ソサイエティ大会で「GCNに基づくクロスファイア攻撃のターゲットエリア選定法」というタイトルで日本工業大学で発表してきました (Wang Tianyu)

はじめに

こんにちは.先進ネットワーク研究室M2のWang Tianyuです.

2024年9月10日(火)~13日(金)に埼玉県南埼玉郡の日本工業大学で開催された2024年電子情報通信学会ソサイエティ大会に参加しましたのでその報告をします。

研究概要

私らはこれまでに,CFAに対して脆弱なトポロジ上の部位を予測することに着目し,CFAに対しての脆弱性を測る尺度を提案した.しかし一部の条件においては十分な予測精度を達成できない.そこで今回の研究では,GCN (graph convolutional network)を用いてトポロジ内のエリアの特徴を学習し,畳み込みを繰り返すことでエリアのトポロジ上の特徴に基づき高精度かつ効率的にCFAに脆弱なエリアを推定する方法を提案する. GCNはグラフ畳み込みを行う複数の層から構成され,その基本的な目的は,グラフ畳み込みを使用してグラフデータの空間的特徴を抽出することである.

そして今回の研究では2024年2月の発表「クロスファイア攻撃に対して脆弱なエリアの選定法」に基づいていて,提案学習モデルの性能を評価し,予測アルゴリズムの精度を検証する.提案アルゴリズムによりCFAに対し脆弱なエリアを特定することで,将来的にはこれらのエリアに対する防御をより効果的に行うことを目指す.

詳細については,下記スライドや論文をご参照ください.

2024ソ大会_Wang_スライド

感想

当日の発表はすべてコミュニケーションに関する研究で,自分の研究に関連する研究がなかったのは少し残念でした.会場は駅から遠く,朝往復して熱中症になりそうになった.