2024年9月電子情報通信学会ソサイエティ大会で「LEO衛星の局所的キャッシュ法」というタイトルで日本工業大学発表してきました(岡崎直人)

はじめに


こんにちは。先進ネットワーク研究室B4の岡崎です。2024年9月10日(火)~13日(金)に埼玉県南埼玉郡の日本工業大学で開催された2024年電子情報通信学会ソサイエティ大会に参加しましたのでその報告をします。

研究概要

近年、低軌道(LEO)衛星を利用したネットワークが注目を集めています。LEO衛星は、地上インフラを展開できない地域へのブロードバンド提供や災害時のネットワークとしての利用が期待されます。
しかし、LEO衛星には上りのスループットが低いという課題があります。そこでLEO衛星にキャッシュを配置し、LEO衛星からのキャッシュ配信が有効であると考えました。しかし、キャッシュ配信において従来のCDNで用いられていた手法をそのまま適用しても有効性が低いです。従来のCDNキャッシュは不動であり、コンテンツ人気の空間的な局所性を活用してキャッシュ性能を向上させていました。しかし、LEO衛星の移動する特性上、キャッシュの位置が常に変化し、空間的局所性を活かすことができないからです。
そこで、本研究では、衛星をグループ分けすることで空間的局所性に対応しようと考えました。
詳細については、下記スライドをご参照ください

岡崎_0910_ソサイエティ大会

感想

今回が初めての学会発表だったのですが、あまり緊張することなく堂々と発表することができました。
大変有意義な時間を過ごすことができました。