2023年3月電子情報通信学会が開催する総合大会で「NDN における AS 間トラヒック削減のための動的ミラー構成法」というタイトルで芝浦工業大学 大宮キャンパスで発表してきました(CAO Xuheng)

はじめに

こんにちは.M1のCAOです.今回は2023年3月7日から10日まで芝浦工業大学の大宮キャンパスにて行われた,総合大会でに参加しましたのでその報告をさせていただきます.

研究概要

みなさんは普段,配信サービスやSNSを利用するとき,見ていることの配信元を意識している上に利用したことがありますか.少なくとも大半の人の答えは「ない」と思います.

配信サービスやSNSなどの普及と共に,ネットワークの要求はホスト指向からコンテンツ指向へ変わってきました.しかし,従来のTCP/IPはホスト間通信のために設計されたものです.そこで,矛盾が生じました.

Named Data Networking (NDN)は次世代ネットワークアーキテクチャである情報指向ネットワークの実現形態の一種です.

NDNではパケットをコンテンツ名で転送し,さらにルータでコンテンツをキャッシュし,ルータからコンテンツを発見的に配信することで,ネットワーク負荷と遅延の削減が期待される.

しかし NDN のルータは高速性が要求されるため容量の増加が難しく,キャッシュのヒット率の向上が難しい.

そこで本研究では,特に ISP にとっては他の AS にパブリッシャが存在するコンテンツを自 AS 内にキャッシュすることが有効なことに着目し,CDN で一般的な,コンテンツのオリジナルをネットワーク上の複数の箇所に用意するアイデアを NDN に拡張する.すなわち外部の高人気コンテンツを自 AS 内にミラー化することを提案する.

また,計算機シミュレーションで提案手法を検証し,評価しました.結果として,提案したミラーのサイズの増大についれて,キャッシュヒット率の上昇が観測できました.

詳細については,論文をご参照ください.

感想

初めての学会発表でしたが,とてもいい雰囲気と思いました.また,質疑と聴講により,アイディアが閃き,研究の新しい方向性を発見できました.

また,発表に対し多くの質問やコメントを頂くことができ嬉しく思います.

発表の翌日,当地のとも達と会い,行き付けの店でWBCの生放送をみながら,お酒を楽しみました.

今回はバイクで関東へきましたので,首都高のツーリングもできました.


最後になりますが,手厚いご指導いただきました上山先生と,研究室の皆さんに,心より感謝を申し上げます.今後も沢山発表に参加したいと考えます.

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