2025年5月ICN研究会で「IP-NDN混在環境におけるパケット転送法とRTTへの影響分析」というタイトルで北海道大学にて発表してきました(田中 晃平)

はじめに

2025年5月15日に北海道大学で開催されたICN大会で「IP-NDN混在環境におけるパケット転送法とRTTへの影響分析」というタイトルで発表させていただきましたのでその報告をさせていただきます。

研究概要

コンテンツ配信やIoTデータの配信を効率的に行うことが可能な,NDN (Named Data Networking) が次世代のネットワークとして研究されています.
しかしNDNが普及していく過程においては, IPのAS (autonomous system) とNDN のASとの混在環境が生じるため,どのようにパケットを転送するかが課題となっています.
そこで,IP-ASとNDN-ASの間に,IPパケットとNDNパケットを変換する機能を有するGW (Gateway) を設置する手法を過去に提案しました.
NDNではルータからデータが配信されるため,経由ルータ数の低減によるパケット転送遅延の低減が期待されます.しかし,過去に提案した手法を用いた場合,IP-ASとNDN-ASとが混在した環境における,NDN のキャッシュ配信による通信性能(パケット転送遅延,RTT)は未分析であったため,その影響を計算機シミュレーションによる評価を行いました.

詳細については,スライドをご参照ください.

ICN研_田中

感想

めちゃくちゃ札幌観光行ってきました!写真はお昼に食べてきた札幌ラーメンと、すすきのを散歩していた時のものです
ICN研究会での発表内容はIA研のときのものとほぼ同じでしたが、ICNの研究を行っている方々からより専門的な質問やアドバイスを頂けたので有意義な学会になったと思います!