2026年3月に開催されたNS研究会に「地域需要に基づくLEO衛星の局所的キャッシュ法」という題で発表を行いました(桒田 悠翔)

はじめに

先進ネットワーク研究室所属,M1の桒田 悠翔です.2026年3月4日から6日に沖縄県那覇市で開催されたNS研究会で「地域需要に基づくLEO衛星の局所的キャッシュ法」という題で発表を行いましたので,その報告を行います.

研究概要

地上インフラを展開できない地域へネットワークを接続するための方法として LEO (Low Earth Orbit)衛星の活用が有効です.しかし,LEO 衛星には上りのスループットが低いという欠点が存在します.これは地上に配置されたサーバから LEO 衛星経由で大容量コンテンツを配信する際のボトルネックとなり得ます.そのため LEO 衛星にキャッシュサーバを設置し,LEO 衛星からキャッシュ配信を行うことが有効です.従来の地上キャッシュではキャッシュサーバが不動であり,コンテンツの人気の空間的局所性を活用し、キャッシュヒット率向上が可能です.しかし,LEO 衛星は常に高速で移動しているため,コンテンツ人気の空間的局所性を活用できずにキャッシュ性能が著しく低下すると予想されます.そこで本研究では軌道上を周回している各衛星に対して地表の異なる地域を割り当て,各衛星は自身が割り当てられた地域からのみキャッシュコンテンツを置換するキャッシュ制御方式を提案します.

詳細な内容については以下のスライドを参照してください.

感想

発表練習とは違い,初対面の目上の方々の前で発表を行うという経験したことのない状況下で緊張してしまい,18分発表のところを15分程度まで巻いて発表をしてしまいました.質疑応答にも後から振り返ると,より適切に返答できたものも含まれていたと感じます.これらの反省点を糧に次回以降に参加する学会ではより洗練した発表を行いたいと思います.

以下の写真は学会後に作業目的で訪れたカフェです.どちらも国際通りから近い店舗で,特に右側のカフェはWi-Fiとコンセントが設置されているので沖縄に訪れた際はぜひここで作業してみてください.