はじめに
2025年3月25日〜28日に東京都市大学で開催された総合大会で「IPとNDNの混在環境におけるAS間経路長の削減効果の分析」というタイトルで発表させていただきましたのでその報告をさせていただきます。
研究概要
コンテンツ配信やIoTデータの配信を効率的に行うことが可能な,NDN (Named Data Networking) が次世代のネットワークとして研究されています.
しかしNDNが普及していく過程においては, IPのAS (autonomous system) とNDN のASとの混在環境が生じるため,どのようにパケットを転送するかが課題となっています.
そこで,IP-ASとNDN-ASの間に,IPパケットとNDNパケットを変換する機能を有するGW (Gateway) を設置する手法を過去に提案しました.
NDNではルータからデータが配信されるため,経由ルータ数の低減によるパケット転送遅延の低減が期待される.しかし,過去に提案した手法を用いた場合,IP-ASとNDN-ASとが混在した環境における,NDN のキャッシュ配信による経路長の低減効果は未分析であったため,その影響を計算機シミュレーションによる評価を行いました.
感想
