2025年3月NS/IN研究会で「低軌道衛星キャッシュの人気度に基づく最適コンテンツ配置法」というタイトルで沖縄産業支援センターで発表してきました(西嶋舶)

はじめに

2025年3月6日(木)~7日(金)に沖縄産業支援センターで開催されたNS/IN研究会で研究成果を発表してきましたのでその報告をします.

研究概要

近年,高度2,000km以下の低軌道を周回する衛星群を中継ノードとして用いる低軌道衛星ネットワークが注目されています.低軌道衛星ネットワークでは低電力で低遅延かつ大容量の通信が可能である一方で,アップリンクのスループットが低いという課題があります.この課題の解決策として,低軌道衛星上にキャッシュを設置する低軌道衛星キャッシュが有効であると考えられ,研究が行われています.

低軌道衛星は高速で地球上を周回し,世界の様々な地域から配信要求を受けることになるため,世界的なコンテンツの人気度を考慮し,限られたキャッシュ容量を有効に使用するキャッシュの運用が必要となります.そこで本研究では,低軌道衛星キャッシュにおいて,コンテンツの人気度を考慮した最適なコンテンツ配置法を提案し,発表してきました.

詳細は以下のスライドを確認してください.

西嶋_2503_NS研究会

感想

今回が初めての学会での発表だったので緊張しましたが,時間内に大きく詰まることなく発表できたので良かったと思います.複数の先生方からの質問とコメントをいただき,課題点を確認することができました.低軌道衛星ネットワークに関する研究発表の聴講もでき,充実した学会参加になったと思います.

観光では,沖縄ワールドの鍾乳洞や美ら海水族館に行きました.沖縄ワールドに行った日は小雨が降っていて肌寒い気温でしたが,鍾乳洞内は暖かくちょうどいい温度でした.

美ら海水族館では大きな水槽を泳ぐジンベエザメを見ることできました.マンタの食事シーンも見ることができ,楽しかったです.