はじめに
こんにちは.M1の新部です.
2025年3月3~5日にアマホーム PLAZAにて開催されたIA研究会にて「自律的なネットワーク内処理におけるワークフローのスケジューリングに関する性能評価」というタイトルで発表してきましたので,その報告をさせていただきます.
研究概要
昨今,5Gの実用化などの背景から,IoTデバイスから取得されるデータを連携処理することで利用したいといった需要が高まっています.このような需要に効率的に答えるために,ネットワーク内処理という手法が検討されています.その中でも自律的なネットワーク内処理が今後求められると考えます.このとき,自律分散処理における様々な制約下で,どのようにタスクをスケジュールするかという課題があります.そこで本稿では,自律的なIn-Network Computingにおける制約条件を整理し,それらを満たす最もベーシックなタスクスケジューリングアルゴリズムを示しました.また最先端のタスクスケジューリングアルゴリズムと比較し,その有効性について検討しています.
Niibe_2503_IA感想
今回の研究会では,非常に多くの質問とご指摘をいただきました.私は自律的なIn-network computingに取り組んでいますが,質疑応答の中で,実際には自律的な動作と中央集権的な動作がグラデーションのようになると面白いのではないかという,新たな視点を得ることができました.IA研の他にもSITEやIPSJ-IOTとの併催だったため,これまで参加したことのある学会とはまた雰囲気が違う方々とお話することができ,大変楽しかったです.
奄美大島も観光して,大自然や地酒,美味しいものに癒やされました.

